タイヤ交換技能向上研修

労働安全衛生規則第36条33項に基づく「タイヤの空気充てん業務に係る特別教育」に沿った研修。
実績のあるタイヤ専門講師によるタイヤ空気充填研修です。
タイヤ空気圧充填に加えて、SSに必要なタイヤの知識や販売ノウハウ、
今後増えていくTPMS(タイヤ空気圧監視装置)付き車両の交換方法などを詳しくご説明します。

SSで高まるタイヤ点検・販売の重要性

近年タイヤのパンク発生によるJAFロードサービス要請の件数が増加しています。空気圧不足や亀裂・損傷を見逃したまま運転したことが原因ですが、セルフSSの増加などによりSSマンによるタイヤチェックの機会が減少していることが一因にあるといわれています。
また、今のカーユーザーの最大の関心事は燃費です。車の燃費に最も影響のある整備はタイヤの空気圧であるとも言われています。ハイブリッド車をはじめとするエコカーの多くは省燃費を実現するためにタイヤの空気圧を高めに設定していますが、適正な空気圧を保つにはこまめなチェックが欠かせません。
このように安全面だけでなく経済面からも、SSでのタイヤ点検はユーザーにとって大変重要な作業なのです。

空気充てん作業時の事故が増加中。
コンプライアンス(法令遵守)面での重要性

SSでのタイヤ交換作業は、リフトやタイヤチェンジャーなどの機器の操作を理解し、作業に慣れれば特別なものという意識はないと思います。しかし、SSで一般的となっているこうした作業でも「空気充てん」は大変な危険を伴うもので、死亡事故も絶えないことというのは見逃せない重大な事柄です。そのため、タイヤをホイールに組み付け、空気を充てんする業務を行うためには、法律や省令(※)で「特別教育」の受講が義務付けられています。従業員がこの講習を受けず、タイヤ空気充てんの業務中にタイヤ破裂などによる事故で死傷してしまった場合、その事業者が罰せられます。(6か月以下の懲役、もしくは50万円以下の罰金)また、事故が起きた場合、事業主が法令で定められた教育を行っていなかったとして、遺族や従業員から民事裁判(損害賠償請求)を起こされ、事業主が多額の和解金を支払った例もあります。
※労働安全衛生法第59条、労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)第36条

SSの収益にとっての重要性

ハイブリッド車が次世代自動車と呼ばれていたのは、わずか10年前。今では当時の22倍を超える558万台(2017年3月末日・一般財団法人自動車検査登録情報協会調べ)のハイブリッド車が走り、軽自動車のみならず、アイドリングストップ機構などを搭載した「エコカー」が乗用車の新車販売のほとんどを占めています。
さらに、EV、FCVなど石油燃料をまったく必要としない車種も増えつつあります。これは自然環境に優しく、経済性も高い、まさにユーザーニーズにマッチした流れであり、今後もこの傾向はさらに拍車がかかっていくでしょう。しかし、ガソリンなどの燃料油販売を主力にしてきたSSにとって、こうした傾向は企業の存続にも影響を与えかねません。そこでSSでは、燃料油に多くを依存しない経営の一環として、ユーザーが求める安全・快適と密接であり、いかなるタイプのくるまでも必要なタイヤの点検・販売の重要性が増しています。

日程 曜日 組合地域 会場 pdf
日程10/14 曜日 組合地域釧根 会場釧路自動車整備振興会 pdfパンフレット
日程10/21 曜日 組合地域山形 会場山形国際交流プラザ
山形ビッグウイング
pdfパンフレット
日程10/23 曜日 組合地域広島 会場(株)ハゼヤマ ひろせSS pdfパンフレット
日程10/28 曜日 組合地域三重 会場鈴鹿地域職業訓練センター pdfパンフレット
日程11/5 曜日 組合地域宮崎 会場職業能力開発協会
(技能検定センター)
pdfパンフレット
日程11/8 曜日 組合地域長崎 会場長崎県自動車整備振興会 pdfパンフレット
日程11/17 曜日 組合地域新潟 会場新潟市職業訓練センター pdfパンフレット
日程11/19 曜日 組合地域宮城 会場東洋精器工業(株) pdfパンフレット

※受講のお申し込みは各パンフレットをご覧のうえ記載の申込先に直接お問い合わせください

問い合わせは、全石連の環境安全対策グループまで

電話番号:03-3593-5834